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わたしとあなた、人称のあいだに揺れる世界を描く。
すぐそこにある、とはいえおいそれと立ち入れないゾーンの中に、この詩集はわたしをすうっと連れ込んでしまった。
─岡田利規(チェルフィッチュ)
私も踊りたい/世界が踊っているのだから──。
『新しい住みか』から3年。『指差すことができない』(中原中也賞受賞)以来、1冊ごとに新しい世界を見せてくれる大崎清夏 充実の新詩集。
装幀:大島依提亜
発行:左右社
四六判変型並製/112ページ / 2021年
大崎清夏(おおさき・さやか)
詩人。1982年神奈川県生まれ。 詩集『指差すことができない』で 第19回中原中也賞受賞。詩集に『地面』(アナグマ社)、『新しい住みか』(青土社)、絵本に『うみの いいものたからもの』(山口マオ・絵/福音館書店)ほか。舞台公演や映像作品など、コラボレーションの仕事も多数手がける。