








編集長のharu.がドイツに留学していたときに始めたZINE作りを日本でも続けたいという思いから、日本の美術大学入学と同時に周りにいるクリエイターに声をかけて生まれたのがインディペントマガジン『HIGH(er)magazine』です。
常に「自分たちに正直でいること」をモットーに、政治や性について、フェミニズムなど様々なトピックを取り扱ってきました。
「私たち若者の日常の延長線上にある個人レベルの問題」に焦点を当て、「同世代の人と一緒に考える場を作ること」をコンセプトに毎回のテーマを設定しており、2019年春発売 Issue no.5のテーマは"IDENTITY"。
「私や一緒に制作をする仲間たちがもうすぐ大学を卒業するということもあり、最近はますます私たちの今後の生き方について思いを巡らすことが増えています。
私たちのまわりには私たちの創造力や物事に対する価値観をぐらつかせるような危険がたくさん潜んでいて、それらに打ち勝つには私たち一人一人が自分の欲求と信じるものを心の中に持ち続けなければいけないのだと思います。
いい企業で働いてほしいという親からの圧力「人生の勝ち組」とは何かを押し付けてくる広告やCM数値や性別で人の価値を決めつけるようなばかな政治家たちこんなものに打ち負かされないぞ、という強い気持ちをIssue no.5にはぐっと込めてつくりました。私たちがそれぞれの形で一番輝ける場所、それがハイアーであり続けますように。
haru.」
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CONTENTS⤴︎
⚪︎bye bye, mermaid (a photo story)
地上で流した涙は全て海に還す
issue no.1のメインビジュアルで登場したモデル山本奈衣瑠扮する「足のついた人魚」が地上での冒険を終えて海へ還るというストーリーのフォトシリーズ。沖縄の海で撮影。
⚪︎SHARAR LAZIMA
バングラデシュの両親の元に生まれ、日本で育ったモデル「シャラ ラジマ(古典アラビア語で重要な輝く光という意味)」。人種を超えた存在として費価値を生み出すことや自身の名前の由来について語る。
⚪︎最強のふたり
「新しい世界を見ようとするとき、一人よりも二人がいい。」
様々なフィールドで自分たちの役割や、やりたいことに全力を捧げている二人組がいる。そんな最強なふたり3組にインタビュー。
- 両親は日本人だが、カリフォルニアのベイエリア出身というバックグラウンドを持つmeiとtakumiによる音楽ユニット「MIRRROR」
- 同じ会社の同僚である野村由芽さんと竹中万季さんが立ち上げた、女性による女性のための、「風通しの良い」ウェブマガジン「She is」
- haru.の小・中学生のときの同級生でもあるおっきーとうっちー。麻のパンツを作るべく、現在オーストラリアでホームレスをしながらストリートで唐揚げ屋さんをしているユニット「cool&spicy」
⚪︎全力ハッピー(a photo story and essay)
編集者 綿貫大介と考える、ハッピーの法則。
「ドラマの主人公はいつだってみんな全力で走ってる」
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