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登場人物3人の女性が実感する「現実って強いなぁ」を、お店を始めたこの2ヶ月でとても実感していて、3人がこれから居場所をつくることができるかと途方に暮れる感じも、誰かにとっての居場所になれたらとだいそれたことを思っているtwililightにとって他人事じゃなく、この途方に暮れる感じは、ここからしか始まらないと受け入れてようやくスタート地点に立てたという希望でもある。
きっと誰しもが登場人物たちと一緒に悩み、考えることができる。これを読んでいる時間そのものが居場所になる。
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(以下 公式情報)
手塚治虫文化賞短編賞を受賞!しんどい現実を生きる女たちを照らす傑作!
オカヤイヅミ、デビュー10周年を飾る記念碑的な作品が誕生!!
数々の紙誌評で絶讃されたベストセラー『ものするひと』の作者が新たに描く「女と記憶と友達の話」。
◎「ほんとうは料理も掃除も洗濯も好きじゃない」専業主婦のマリ
◎「自分の身を守るなんてこの歳までしたことなかった」夫と離婚調停中のサヨ
◎「お嫁に行って子供を産まなきゃだめですか」キャリアウーマンのサトエ
1963年生まれの3人は高校時代の友達。同じクラスだったヒロミが、自らが所有する「白蓮荘」の部屋で孤独死したのをきっかけに久々に集まる。ヒロミが残した遺書にはなぜか、それほど親しくもなかった3人の名前が記されていて、庭に大きな白木蓮が植えられたアパートと謎の店子のその後についてのお願いが--
どうして3人だったのか。変わらない関係、変わりゆく状況の中で、それぞれ人生を見つめていく先に待ち受けているものは。「しんどい現実」を生きる3人の女性をあたたかな眼差しで描き出した野心作。
オカヤイヅミ『いいとしを』
https://twililight.stores.jp/items/62c01db74ff8c2444fbb6267
オカヤイヅミ『ホットサンドだより』
https://twililight.stores.jp/items/62a5bb190ebded2356e88de3