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「手話のある生活」のなんと豊かなことだろう!言葉が通い合う喜び。ことばという、手で、目で、全身で伝えあうもの。
3才のいつきさんのことばの成長がすごいし、0才のほとりさんの成長も感動する。そう、この家族の源には感動があるから、だから毎日がいつもおもしろい。
まなみさんとはるみちさんのエッセイや対談は手話のある生活のヒントに満ち満ちている。
自分が存在することを喜んでくれる人がいること。その喜びをわかちあうときに生まれることば。
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写真家の齋藤陽道さんとパートナーの盛山麻奈美さん、手話で話す両親と、0才3才のこどもたちの「ことば」の成長と発見を描いた育児まんが日記です。B5サイズ、196ページのコミックエッセイ。
「せかいはことばで満ちている。
そう実感したのは、3才になった長男が
いろんなものを見ては、まねて、伝える
ようになったときからです。
走る犬を見て、犬になりきる。風のちがいを
感じわけて、手の動きを変える。ハラペコの
とき、切ない顔でおなかをなでる。
目の前に広がるいろんなものを感じ、
見つめ、まねて、自分のからだで表す。
それがもうすでに「ことば」なのだと知り
ました。
この『せかいはことば』は、手話のある
生活と、子どもたちの「ことば」の成長と
発見を記録した育児まんが日記です。」
(本書より)
⚫︎せかいはことば
⚫︎家族紹介
⚫︎『せかいはことば』は、こんな本です。
⚫︎今日もことばを掬いとる
⚫︎2019ねん
1がつ
2がつ
3がつ
4がつ
5がつ
6がつ
7がつ
8がつ
⚫︎エッセイ
手の子守唄(まなみ)/「すき」の手話が生まれたところ(はるみち)/子どもにことばを教えるときに(はるみち+まなみ対談)/パートナーはどんなひと?(はるみち+まなみ対談)/病院について思うこと(はるみち+まなみ対談)/写真家としてのぼくの仕事(はるみち)/「せかいはことば」のきっかけ(はるみち)/東日本大震災のこと(はるみち)/「世話」よりも「たすける」(はるみち+まなみ対談)/家族で使う独自の表現(はるみち+まなみ対談)/自分のからだにみあった暮らし(はるみち)/「みんなの手話」の反響(はるみち)/異なりを混ぜて(はるみち)/そして、熊本へ(はるみち)/感情のつたえかた(まなみ)/幼年期の記憶(はるみち)
⚫︎付録
指文字表 / おすすめの本たち
刊行: ナナロク社
監修: 早獺憲太郎
装丁: 祖父江慎+根本匠
仕様: B5並製 196頁
齋藤陽道(さいとう・はるみち)
1983年東京都生まれ。写真家。文筆家。まんが家。都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本在住。写真新世紀優秀賞。日本写真協会新人賞受賞。『感動』『感動、』(赤々舎)、『宝箱』(ぴあ)、『写訳 春と修羅』『それでも それでも それでも』(ナナロク社)、『声めぐり』(晶文社)『異なり記念日』(医学書院、第73回毎日出版文化賞企画部門受賞)など。
『日本国憲法』齋藤陽道 (写真)
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