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『Ladies and』平岡直子

1,980円

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異才の歌人として知られる平岡直子の傑作句集が、ここに誕生。 歌人として川柳に出会い、魅了された著者の、獰猛かつ繊細な手つきでえらばれた言葉たち。作句をはじめた2015年の作品から最新作まで、全232句を収録。 わたしにとって、男性社会にチェックインするという手続きを踏まずに使える言葉の置き場がひとつだけある。それが現代川柳である――平岡直子 〈収録句より〉 白鳥のように流血しています 星々はとてもくちうるさい焦土 照らしてあげて生産農家が通るから 絶滅も指名手配も断った 裏側を真綿がずっと揺れている CIAへの憧れで支払うわ きみの静脈変よ、誕生日みたい サンタクロース同士のキスを巻き戻す あの星が滅びるまでの舌鼓 ❖目次 五十音順 照らしてあげて 幼稚園 12人 サーティワン モノレール 21世紀 光ろうと月 予鈴 いい水 紅白 十二支 水中ソーシャルディスタンス ABC あとがき 栞:榊陽子「平岡直子の変」/なかはられいこ「笑いながら、海へ」 平岡直子(ひらおか・なおこ) 一九八四年生。神奈川県に生まれ、長野県に育つ。二〇一四年に川柳に出会い、二〇一五年から句作をはじめる。同人誌、ネットプリントなどで川柳作品を発表するほか、トークイベント「現代川柳と現代短歌の交差点」(二〇一九年)、暮田真名川柳句集『補遺』批評会(二〇二〇年)などにパネリストとして登壇。また、歌人としては二〇〇六年から活動をはじめ、二〇一二年に連作「光と、ひかりの届く先」で第二十三回歌壇賞受賞、二〇二一年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を上梓。同歌集で第六十六回現代歌人協会賞を受賞。 装画:庄野紘子 装幀:川名潤 四六版変形/148ページ

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