“「ただ生きる」ことの難しさに舌をまく。難儀だぜ。”
奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。資本主義と権力、人権や経済、そして自身の体調のこと。自粛やオンライン会議が日常化していく中で考えた、二〇二一年の記録。
(目次)
【エッセイ】隠れ里としてのルチャ・リブロ 海青子
【日記(山學日誌)】一月~六月
【研究ノオト】社会の外部にいったん立つ 真兵
【エッセイ】声がなんだ 海青子
【日記(山學日誌)】七月~一二月
【エッセイ】神様を待つように 海青子
【研究ノオト】話半分 真兵
オムライスラヂオ年表(二〇二一)
装丁:武田晋一
出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
判型:四六版変形(120☓170mm) 256頁
デザイン:並製・表紙箔押し
青木真兵、青木海青子、ルチャ・リブロの本はこちら
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