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訳 森山 恵
刊行から90年、45年ぶりの新訳。『ダロウェイ夫人』『灯台へ』の後にウルフが挑んだ、隠れた傑作!
遠い太陽の光が海辺の一日に降り注ぎ、生まれては消える波のうねりを情感豊かに描きだす。男女六人の独白が物語るのは、幻想のように過ぎた半生の思い出。くり返す描写と語りが重なるとき、意識が風景に打ち解けていく。ウルフの傑作、四十五年ぶりの新訳!