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『オレンジ色の世界』カレン・ラッセル / 訳:松田青子

3,080円

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悪魔に授乳する新米ママ、〈湿地遺体〉の少女に恋した少年、奇妙な木に寄生された娘、水没都市に棲むゴンドラ乗りの姉妹……。不条理なこの現実を生き残るための、変身と反撃の作品集。 ラッセルがつくり出す物語は、どんなに奇想天外な設定であったとしても、遠いどこかの"もしも"の話ではなく、私たちの現実世界そのもののことなのだ。 私たちの日常は、安全な緑色の世界でもなく、危険な赤色の世界でもなく、どちらに転ぶかわからないオレンジ色の世界。 この短編集は、まったく予想がつかないオレンジ色の世界に生きる、勇猛果敢な人類への祝福であり、エールである。 ──松田青子 ◆収録作品 「探鉱者」 「悪しき交配」 「沼ガール/ラブストーリー」 「ボヴァリー夫人のグレイハウンド」 「竜巻オークション」 「ブラック・コルフ」 「オレンジ色の世界」 カレン・ラッセル (ラッセル,カレン) 1981年フロリダ州生。23歳で〈ニューヨーカー〉にてデビュー。独自の世界観が絶賛される。初短篇集『狼少女たちの聖ルーシー寮』で米図書協会の注目作家に選ばれる。他に『レモン畑の吸血鬼』など。 松田 青子 (マツダ アオコ) 1979年兵庫県生まれ。作家・翻訳家。2013年『スタッキング可能』でデビュー。21年『おばちゃんたちのいるところ』で世界幻想文学大賞・短編集部門を受賞。近著に、エッセイ『自分で名付ける』。

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