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「社会との約束の下、寝て食べて動く。しかし、いつ約束したのだか判然としない。」
奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦が、仕事に、生活に、山村と街を、あるいは彼岸と此岸を往復しながら綴った日記に、エッセイや草稿「研究ノオト」を収録した、日記帳。
人の動きが少しづつ戻ってくる中で、あらためて見えてきた他者や社会とその「外側」にあるもの。内と外を行ったり来たり。ぐるぐる回りながら考えた、二〇二二年の記録。
目次
p.6 研究ノオト 山村に図書館をつくる 真兵
p.16 日記(山學日誌)一月~一二月
p.254 サバイバーが生き延びること 海青子
p.260 オムライスラヂオ年表(二〇二二)
装丁:武田晋一
出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
判型:四六版変形(120☓170mm) 256頁
デザイン:並製・表紙箔押し