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『さびしさについて』植本一子・滝口悠生【文庫】

902円

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さびしさというものは、喪失を経験した人だけが抱えられる感情で、だから、さびしさを抱える人の中には他者がいる。 だから、さびしくても、その人はひとりではない。 さびしいから、ひとりだけどひとりではないと思えた。 そんな喜びを、受け取りました。 ーーーーー (以下、公式情報) 「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。 自主制作本『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』を文庫化。 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 自主制作版解説 武田砂鉄 文庫版解説 O JUN 「母だって、私と、九つ歳の離れた兄を育てたときに、家族にも、社会にも、子どもに対しても思ったことはいろいろあるはずで、そういう言葉はどこへ行ってしまったのだろう、と思ったのです」(植本) 「娘と一緒にいるときは、この日の昼間に感じたあの遠さなど嘘だったみたいに娘が近く、そこで自分が発する言葉も、思うことも、目の前の娘とその周囲にしか向かっておらず、全然距離がない感じがします」(滝口) ちくま文庫

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