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編 未来の人類研究センター
文理共創の新しい知のかたちが、ここに。
東京工業大学の中で、利他研究会が発足してから4年。
AI、ロボット、情報科学が劇的に進化する時代に、利他はどうありうるのか?
「漏れる」工学、「野生の思考」とテクノロジー、「共感」を前提とせずに「共にいる」…
「利他」論考の決定版。
伊藤亜紗/中島岳志/北村匡平/さえ/砂連尾理/三宅美博/三宅陽一郎/稲谷龍彦/藤原辰史/真田純子/塚本由晴/ドミニク・チェン/山本真也/小林せかい/磯﨑憲一郎/木内久美子/國分功一郎/山崎太郎/若松英輔
目次
Chapter1:「漏れる」工学
・分身ロボットとダンス
・ロボットとAIから利他を考える
・「漏れる」社会システムをつくるには?
Chapter2:「野生の思考」とテクノロジー
・石やミツバチから土木を見ると?
・建築と都市から利他を考える
・人間ではない「隣人」の声が聴こえる!?
Chapter3:「共感」を前提とせずに「共にいる」
・ボノボやチンパンジーに利他はあるか?
・「ただめし券」と「まかない」から利他を考える
・歓待と利他――住まいの空間と構造
編: 未来の人類研究センター(ミライノジンルイケンキュウセンター)
2020年2月、東京工業大学科学技術創成研究院の中に創設され、リベラルアーツ研究教育院の多様な研究者が集結している。理工系大学のど真ん中で、手と心を動かしながら、人類の未来について考え、発信しており、最初の5年間のテーマとして「利他」を掲げる。関連する書籍として『料理と利他』『ええかげん論』『思いがけず利他』『ぼけと利他』(以上、ミシマ社)、『「利他」とは何か』(集英社新書)、『はじめての利他学』(NHK出版)などがある。https://www.fhrc.ila.titech.ac.jp/
B5判変形 224 ページ
装丁 BOOTLEG
ミシマ社