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佐藤文香『渡す手』

2,200円

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第29回中原中也賞受賞! 我々は 書き下し文のように ひらかれた気分をしていた (「森と酢漿」) まなざしに裏打ちされた小さな言葉ひとつひとつが、現在の暮らしをいつしか大きく抱きとめる。平熱というしずかな熱だけがさわることのできる言葉や感情の細やかさがある。――岡本啓 人と世界との境界にあるものは、間違いなく身体である。佐藤文香『渡す手』は、世界と接する身体、そして身体を通じて我々に感受されるもの、すなわち五感を極めて丁寧に扱った詩集だ。――石松佳 あなたの言葉は親密ではない。耳もとで囁きかけられるのが苦手なわたしには、紙からにらみつけられることが、隠し包丁が入れられているかのようにすぱすぱと切れていく言葉が心地いい。――平岡直子 ジャンル、形式、社会通念にとらわれない自由な歩行。俳句に軸足を置きながら、境界を自在にわたっていく。「現代詩手帖」連載の6篇を含む、詩的濃縮を実現する新詩集。 装幀=佐野裕哉  カバー英訳=Corey Wakeling、小磯洋光  協力=京都文学レジデンシー 四六判並製・88頁 思潮社

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