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柴田元幸+トウヤマタケオ『思いを馳せる』
日時:2024年5月30日(木)
開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
会場:twililight
出演:柴田元幸(朗読)、トウヤマタケオ(音楽)
詳細はこちらから
https://ignitiongallery.tumblr.com/post/748355171737894912/柴田元幸-トウヤマタケオ思いを馳せる
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洗練されたアートワーク。温かくも不気味なストーリー。
訳者・柴田元幸も「最高傑作」と太鼓判を押す、絵本作家ジョン・クラッセンによる新作長篇絵本、ついに刊行‼︎
日本でもロングセラーとなった『どこいったん』、権威ある児童書の賞である米コールデコット賞と英ケイト・グリーナウェイ賞をW受賞した『ちがうねん』など、その著作が世界中で親しまれている米カルフォルニア在住の絵本作家・イラストレーター、ジョン・クラッセン。そのクラッセンが2023年に発表した新作長篇絵本『ドクロ』、待望の邦訳がついに発売決定です。
原書は2023年7月に刊行されるやいなや、ニューヨーク・タイムズ誌の絵本ベストセラー・リスト第1位を獲得。2023年の米老舗書評誌カーカス・レビューによるカーカス賞最終候補や、ウォール・ストリート・ジャーナル誌ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)にも選出されました。その邦訳を、翻訳家・柴田元幸が担当。
ある民話を発想源に描き下ろされた本作『ドクロ』には、洗練されたデザインやイラストレーション、機知に富んだユーモア、温かくも不気味なストーリーなど、クラッセンらしい要素が詰め込まれています。多くを読者の想像力に委ねる大胆なストーリーテリングによって、何度も読み返したくなること必至の一作です。巻末には、本作執筆の不思議な顛末が綴られた著者あとがき、その尽きない魅力を解説した柴田元幸による訳者あとがきも収録。
訳者の贔屓目かもしれないが、デビュー以来良質の作品を発表しつづけているクラッセンの作品群の中でも、本書は最高傑作の部類に属すと思う——柴田元幸(「訳者あとがき」より)
【あらすじ】ある夜、森の中を逃げてきた少女オティラは、古い屋敷で礼儀正しい“ドクロ”と出会う。「隠れて休む場所が要るんです」「お入り、屋敷の中を案内するよ」。やがて奇妙な友情で結ばれていくふたり。しかしドクロには、ある秘密があった——。
ジョン・クラッセン Jon Klassen
1981 年生まれ。カナダ出身の絵本作家、イラストレーター。2012年刊行の『ちがうねん』は、権威のある絵本の賞であるコルデコット賞とケイト・グリーナウェイ賞をダブル受賞。他に『どこいったん』、『そらから おちてきてん』、絵のみを担当した『木に持ち上げられた家』(テッド・クーザー作)など。その著作は世界各国で翻訳され、親しまれている。ロサンゼルス在住。
柴田元幸 Motoyuki Shibata
1954 年東京生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウンなどアメリカ現代文学を中心に翻訳多数。著書に『ケンブリッジ・サーカス』、訳書にジャック・ロンドン『犬物語』、マシュー・シャープ『戦時の愛』など。2017年、翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌「MONKEY」の責任編集を務めている。
発行:スイッチ・パブリッシング
B5変型判 112ページ