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LGBTの権利や性教育を認めれば「家族が崩壊」する?
私たちを無意識に拘束する「健全」な家族という虚像が作りだす抑圧や差別、排除を可視化する。
日韓累計25万部『差別はたいてい悪意のない人がする』著者待望の第二作。
日本の私たちもまったく同じ風景を見ている、同じ滅びの道を辿っている…と何度も思った。
「家族という脚本」を強制し続けることによって個人が抑圧され、幸せに生きていけない社会。
そんなところにいたくないと思う人に、ぜひ届いてほしい。
――太田啓子(弁護士、『これからの男の子たちへ』著者)
「正常な家族」がある限り、「異常な家族」という烙印(スティグマ)は残り続ける。
家族というシナリオには、女性差別や同性愛差別、優生思想や外国人嫌悪が流れ込んでいる。
いま「家族」を再考するための、最良の一冊。
――高井ゆと里(群馬大学准教授、『トランスジェンダー入門』著者)
目次
プロローグ 家族という脚本
第1章 どうして嫁が男じゃいけないの?
第2章 結婚と出産の絶対公式
第3章 望まれない誕生、許されざる出産
第4章 役割は性別によって平等に分業できる?
第5章 家族の脚本を学ぶための性教育
第6章 不平等な家族の脚本
第7章 脚本のない家族
エピローグ マフィアゲーム
解説 空気のような存在としての家族、問題の因子としての家族(梁・永山聡子)
解説 梁・永山聡子
四六判 240ページ
大月書店