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『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』ブライアン・エヴンソン / 訳註:柴田元幸

2,530円

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エッセイで指南し、 小説で実践してみせる。 当代一の書き手によるゴシック入門。 エドガー・アラン・ポー、ウィリアム・フォークナーから始まり、内田百閒、伊藤潤二、柴崎友香、『鬼滅の刃』までのゴシック、ホラーの作品世界を、現代アメリカの最重要ゴシック作家のひとりブライアン・エヴンソンが語り尽くす。書き下ろしを含むゴシック小説4篇(うち3篇は本邦初公開)と、柴田元幸との対談も収録。完全英日バイリンガル本。   目次 まえがき ブライアン・エヴンソン Introduction by Brian Evenson   1 幼いころに難解な物語を 聴くことの効用 ― たとえばポー ― Having Poe Read to in Childhood   エッセイ ポーを読む(Reading Poe) 小説 ザ・パニッシュ(The Punish)   2 「よくわからない」が創作につながる ― 鬼滅の刃、内田百閒、伊藤潤二、柴崎友香 ― Creativity of Not Knowing   エッセイ 何もかもわかってはいないことの効用(Not Quite Knowing What It All Means) 小説(1) 痕跡を残さぬ顔(A Face Leaving No Traces) 小説(2) 紫の野菜(Purple Vegetable)   3 ブライアン・エヴンソンはいかにして作られたか The Making of Brian Evenson   ブライアン・エヴンソン、柴田元幸対談 A Conversation Between Brian Evenson and Motoyuki Shibata   4 総括篇 Conclusion   小説 ぐっすりお休み(Good Night, Sleep Tight)   訳者あとがき 柴田元幸 Translator's Afterword   <著者紹介> ブライアン・エヴンソン(Brian Evenson) 1966年アイオワ州エームズ生まれ。アメリカの学者で、文芸小説、大衆小説を問わず精力的に執筆(B. K. Evenson名での大衆小説もある)。著作はAltmann’s Tongue(1994年)、The Open Curtain(2006年)、『遁走状態』(2009年)、Last Days(2009年)、『ウインドアイ』(2012年)、Immobility(2012年)、ノンフィクション「レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』」(2018年)、Song for the Unraveling of the World(2019年、シャーリイ・ジャクソン賞受賞)、Glassy, Burning Floor of Hell: Stories(2021年)など多数。ジャック・デュパン、クリスチャン・ガイイなどフランス語作家の著作も英語に翻訳している。2016年からカリフォルニア芸術大学批評研究科のクリエイティブライティング修士課程コースと美学・政治学修士課程コースの両方で教鞭を執る。   柴田元幸(しばた もとゆき) 東京大学名誉教授。ポール・オースター、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、ケリー・リンク、スティーヴン・ミルハウザー、トマス・ピンチョン、レアード・ハントなど現代アメリカ文学の翻訳多数のほか、マーク・トウェイン、ジョナサン・スウィフト、アーネスト・ヘミングウェイ、ジョセフ・コンラッドなど古典文学も翻訳。文芸誌『MONKEY』および英語文芸誌MONKEY New Writing from Japan責任編集。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。エヴンソンの『遁走状態』『ウィンドアイ』(どちらも新潮社)のほか、「レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』」(『MONKEY』vol.17「哲学へ」、2019年)がある。 装画 横尾忠則 A5判 並製 250頁+口絵2頁 研究社

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