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『traverse(r)』表萌々花

3,960円

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★ 表萌々花写真展「(r)」 会期:2024.8.24(土)-9.2(月)*休み8.27(火) 営業時間:12:00-21:00 会場:twililight ー 今作は環境省中部山岳国立公園管理事務所の協力の元、北アルプス南部を挟んだ長野県松本市と岐阜県高山市をつなぐ横断ルート「Kita Alps Traverse Route」内を昨年夏から冬にかけて撮影した写真集です。 横断ルートのプロモーションブックとしての役割も担っている本書のコンセプトは、ガイドしないガイドブック。ページをめくるたび、北アルプスで出会った光景が身体の内側をよきるような感覚を目指して制作しました。 表題の(r)は、写真家が重ねた対話のなかに沈んだ小さな澱のようなものだから、読まれてもいいし読まれなくてもいい、と僕は思っている。にも関わらず、この括弧は本作をまるっと包みこんでもしまった。収められた写真は、山脈が隔てるふたつの地域をくりかえし往来するなかで撮影された。この一帯は、ひとつの観光圏としての在り方が期待されている。 見知らぬ土地に出かけると忘れていたことを思い出したりするのは、観光や旅行が忘れ続ける経験に他ならないからだと思う。趣向を凝らした案内はどうにか記憶に留めようとする。けれど表は、覚えていてもいいし、忘れてしまってもいいとでも言いたげだった。その率直さは、深く埋もれてしまった記憶の層を輪切りにする。切れ目から、かすかな響きが聞こえてくる。ふとよぎる光景のように、反響する記憶のこだま。それこそが、発されたかどうかもわからないまま沈む一音で、表萌々花の写真そのものだと思う。 ー中島亮二(造本設計・デザイン) 
 traverse(r) | momoka omote 写真:表 萌々花 造本設計・デザイン:中島 亮二 印刷・製本:藤原印刷株式会社 発行 : かそけ舎 協力 : 環境省中部山岳国立公園管理事務所 Kita Alps Traverse Route

 仕様:W145mm × H239mm 総頁:144頁
 装丁:コデックス装・天アンカット
 部数:300部

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