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『もう、ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』鴻巣友季子+渡辺祐真(スケザネ)
日程:11月9日(土)開場:19時 開演:19時30分 終演:21時頃
会場:twililight
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https://peatix.com/event/4170422/view
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「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一家は母と子二人を失い、再び別荘に集うのだった――。二日間のできごとを綴ることによって愛の力を描き出し、文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立したイギリス文学の傑作。
目次
第一部 窓
第二部 時はゆく
第三部 灯台
訳者あとがき
解説 津村記久子
ヴァージニア・ウルフ Woolf,Virginia
(1882-1941)英国ロンドン生れ。父は著名な文芸批評家レズリー・スティーヴン。はやくから「ブルームズベリー・グループ」という知識人のグループを形成し、自らは文学を志す。1915年、最初の長篇小説『船出』でデビューを果たし、『ジェイコブの部屋』や『ダロウェイ夫人』以後、実験的な手法によって文学の可能性を切り開く。主著『灯台へ』『オーランドー』のほか、女性の地位向上を訴えた『自分ひとりの部屋』などのエッセイも遺した。
鴻巣友季子 コウノス・ユキコ
1963年、東京生れ。英米文学翻訳家。主な訳書にエミリー・ブロンテ『嵐が丘』、クッツェー『恥辱』、ウルフ『灯台へ』など。著書に『全身翻訳家』、『熟成する物語たち』。
Star Classics 名作新訳コレクション
山崎杉夫/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
新潮文庫 432ページ