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『世界 2024年11月号』【特集1】アメリカという難問 【特集2】フリーランスを生きる

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【特集1】アメリカという難問 11月に大統領選を控えるアメリカ。国内の対立と分断が叫ばれるなか、共和党・民主党両陣営の支持率は拮抗している。 トランプ陣営とその支持者らからは、移民やマイノリティへの排他的な言説があとを絶たない。一方のハリス陣営も、パレスチナ問題への煮えきらない対応をめぐり批判を招いている。 国際秩序をリードしてきたアメリカの混迷は、ウクライナ戦争、ガザ虐殺をはじめとする世界情勢をも左右するだろう。 混乱の渦中にあるアメリカをどう捉えるか。日本はいかに向き合うべきか。大統領選を前に、同国が直面する難問に目を向ける。 【特集2】フリーランスを生きる 日本でフリーランスとして働く人は200万人以上。「雇用されない働き方」としてクリエイティブな職種の印象が強い一方、さまざまな現場で「悲鳴」があがっている。 労働法の適用を受けないことから、実態は人件費削減のための業務委託であったり、発注者との力関係の差から不利益を受ける人もいる。 アプリを使ったプラットフォームワーカーが増加しているが、アルゴリズムに管理されるその「働き方」に問題はないのか。 11月1日からフリーランス新法が施行。取引適正化という大きな一歩を踏み出すことになる。さらにその先に、ひとりの働き手として生活と尊厳が守られる社会はどう展望できるのか。フリーランス新法施行を機に考える。 ┃特集 1┃アメリカという難問 ┗━━━╋…──────────────────────────────── ガザが問う、カマラ・ハリスの真価 三牧聖子(同志社大学) 国家神信仰を批判する 森本あんり(東京女子大学学長) 「右派進歩主義」の台頭──大統領選と保守思想の再編 井上弘貴(神戸大学) アメリカン・ストロングマン──トランピズムの歴史的系譜 兼子 歩(明治大学) 水面下の対立、BLMの記憶──ブルックリンの片隅から 石黒治恵(ファッションパタンナー) 「アメリカの時代」の終わりと日本外交 玉置敦彦(中央大学)  ┏━━━┓ ┃特集 2┃フリーランスを生きる ┗━━━╋…──────────────────────────────── 世界最大の労働問題をどう解決するか─フリーランス保護のゆくえ 水町勇一郎(早稲田大学) 〈ルポ〉 生身の働き手としての権利──四つの現場から 北 健一(ジャーナリスト) 芸能従事者は訴える 森崎めぐみ(俳優) 労働者・自営業者・フリーランス──労働者性をめぐって 橋本陽子(学習院大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イスラエル・ガザ戦争の一年 錦田愛子(慶應義塾大学) 再審無罪「袴田事件」の58年 藤原 聡(共同通信) 冤罪は、ただ一つの誤りの結果ではない──袴田事件再審無罪 四つの教訓 デイビッド・T・ジョンソン(ハワイ大学) 訳=秋元由紀(翻訳家) 「議員の偏り」から政治不信は生まれる──改革のラストチャンス 大山礼子(駒澤大学名誉教授) 自民党総裁選と統一教会 鈴木エイト(ジャーナリスト) それでも解散総選挙はやってくる 宮原ジェフリー(選挙ライター) 〈連載〉 あたふたと身支度 第2回 辻元清美さんの赤ジャケット ※「つじ」の字は一点しんにょう 高橋純子(朝日新聞) 〈スケッチ〉 微生物たちのささやき ドミニク・チェン(早稲田大学)  〈シリーズ夜店〉 韓国軍脱走兵の社会史にむけて 森田和樹(同志社大学博士後期課程)  基地国家・日本の現在 明田川 融(法政大学) 災害情報はいのちを救えるか──南海トラフ地震臨時情報から考える 関谷直也(東京大学) 世界の気候変動訴訟を変えたスイスのシニア女性たち 吉田公美子(ジャーナリスト) ひとりで暮らす私たち 第2回 働いているのに、この不全感 和田靜香(ライター) 田中美津さんの死とぐるりのこと 山根純佳(実践女子大学) リレー連載 隣のジャーナリズム 「教育ジャーナリズム」を磨く 小木曽浩介(教育新聞編集長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇長崎「被爆体験者」訴訟 被爆者線引きの不条理 足立修一(弁護士) ◇令和のコメ騒動が突きつける「未解決の問題」 西川邦夫(茨城大学) ◇ウクライナ戦争 米大統領選という分水嶺 佐藤親賢(ジャーナリスト) ◇福島第一原発 燃料デブリ取り出し着手 尾松 亮(作家) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇本との出会い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第8回 韓国文学の巨木 斎藤真理子(翻訳家) ◇本とチェック 第18回 処方箋 金承福(クオン代表) ◇読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 中村佑子(作家/映像作家) ◇今、この物語に出会えた意味──アダニーヤ・シブリー、山本薫訳『とるに足りない細部』宇垣美里(フリーアナウンサー)  ◇メタ・ゲーム時代のノンフィクション─マイケル・ルイス著、小林啓倫訳『1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊』 若林恵(編集者/黒鳥社) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最後は教育なのか? 第6回 共に生きるための包括的性教育─田代美江子さんに聞く 武田砂鉄(ライター) 彼女たちの 「戦後」 第3回 大橋鎭子──暮らすこと 分かちあうこと 山本昭宏(神戸市外国語大学) ルポ 埼玉クルド人コミュニティ 第4回 生きるための呪文 安田浩一(ノンフィクションライター) 島に帰る 第10回 歴史に呼ばれて 榎本 空(エスノグラファー) 「変わらない」を変える 第18回 米大学 アファーマティブ・アクションのゆくえ 三浦まり(上智大学) 「拉致問題」風化に抗して 第12回 日本人拉致被害者に与えられた「革命任務」(その3) 蓮池 薫(新潟産業大学) 片山善博の「日本を診る」(180) 公益通報は有益情報──体験的公益通報者保護制度論 片山善博(大正大学) 脳力のレッスン(269) 革命家・孫文に揺さぶられた日中関係の位相 寺島実郎 ドキュメント激動の南北朝鮮 第327回(24・8~9) 編集部  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○記憶をもった鏡──『細倉を記録する寺崎英子の遺したフィルム』 戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信  ○読者談話室 ○編集後記  ○表紙木版画 久保舎己(表紙・裏表紙 ひとがゆく 2023) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜  ○本文デザイン 大原由衣+安賀裕子 296頁 岩波書店

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