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摩訶不思議な “ 超短篇 フラッシュ・フィクション” の世界へ
ニューヨーク州在住の作家マシュー・シャープは、毎週1本、ごく短い形式の小説“ 超短篇 フラッシュ・フィクション”をウェブ上にアップし続けていった――。1年の間に書き上げられたその52篇に、書き下ろしを加えて再構成、全75篇を一冊に。へんてこ・・・・だけど繊細、クスッと笑えて、どこか胸を打つ。訳者が「いつか紹介したかった」と語る現代アメリカの作家、初の邦訳短篇集。
マシュー・シャープの作品は、ほとんど真空の中で出来事が起きるように感じられる。にもかかわらず、その中で本物の感情がふっと現われ、またすぐ消えて、かすかな余韻だけが残るあざやかさ……。
――「訳者あとがき」より
スイッチ・パブリッシング