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※表紙はtwililightの雰囲気に合わせてデザインされたもので、すべて手作業による1点ものです。(参考:写真2枚目)
ご購入時に店頭にあるものからランダムでお送りしますので、楽しみにお待ちください。
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(以下、版元による紹介より)
YUKI FUJISAWA初の書籍となる『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』(以降『わたしを編む』)では、日本で唯一の女性の手磨りの宝石研磨士や、魔法のような作品をつくる木彫作家、レーベルの顔であるアランニットを編み上げるニッター……。さまざまな手仕事とともに生きる人たちの工房や生活の場を訪れ、ものをつくる女性たちが自らの手で人生を編んでいく生き方や、手でつくる力に宿る希望を綴っています。
発行・監修はYUKI FUJISAWA主宰の藤澤ゆき、執筆は編集者として自分たちの生きる場所を考えるためのメディア・コミュニティの運営などもおこなう野村由芽(me and you)、撮影は今を生きる人たちの光を捉える写真家・石田真澄、装丁は佐々木暁が手がけています。
そして、表情の異なるきらめく箔押しの表紙、ブランドカラーを用いたシルクスクリーンの裏表紙、宝物の断片のような本文の貼り込みは、YUKI FUJISAWAのアトリエで一つひとつ、手仕事で仕上げられました。みなさまにお手にとっていただくどの本も、世界でたったひとつしか存在しない一冊です。
“手仕事の一回性や唯一無二性は、命のそれと同じだと気づいて、そう考えると、手でつくることを愛することは、生きることそのものを肯定することなのかもしれないと思い至る。”
──「はじめに」より(野村由芽)
“社会と関わりながら、面倒でも手間がかかっても、浪漫を感じられる小道へ、好きな人たちと手を取り合いながら歩みを進めよう。ほかの誰でもない自分だけができるやり方で。”
──「あとがき」より(藤澤ゆき)
目次
・はじめに「手の仕事に宿る魔法」──野村由芽
・宝石研磨士・大城かん奈さんが生みだす光 Fragments of Quartz
・旅の話(1)スウェーデン・デンマーク 小さなお土産たちが語りだす、旅の記憶
・旅の話(2)バルト三国 暮らしの営みや、文化をつないでいくこと
・旅の話(3)アイルランド・帰国 本当の願いや祈りが込められた服
・アランセーターお披露目会に向けて。夢のような一日を
・なんでもつくろうとすること。「つくる」力を、自分の内側にたずさえて。木彫作家 “ うまのはなむけ ” のアトリエへ
・すべてわたしが見たもの。糸から伝わる、世界の手触り。朗読会&お披露目会の一日
・編みながら生きていけるという夢を、共に見る ✳︎本書書き下ろし
・Aran Hand-Knitted 2024(モデル:カネコアヤノ、kanae)
・YUKI FUJISAWAについて
・この本を一緒につくった人たち
・あとがき──藤澤ゆき
仕様:新書サイズ/168ページ/手製箔押し表紙(モデル:青柳いづみ)/手製シルクスクリーンプリント裏表紙/コデックス装/貼り込み5点/帯
発行者:藤澤ゆき
文・編集:野村由芽
写真:石田真澄
デザイン:佐々木暁
印刷:株式会社八紘美術
製本:株式会社博勝堂
ブックデザインのこだわり
・装丁:佐々木暁
・表紙:箔押し/YUKI FUJISAWA
・裏表紙:シルクスクリーン/YUKI FUJISAWA
・挟み込み:5つの宝物の断片
・裏見返し:絵/三宅瑠人
全体の装丁は佐々木暁が手がけ、手仕事の痕跡を愛するYUKI FUJISAWAならではのブックデザインを一緒にかたちにしました。
表紙にはYUKI FUJISAWAのシグネチャーでもある箔のきらめきを、裏表紙にはブランドカラーの寒色カラーで、本書にも収録しているバルト三国での旅の記録をシルクスクリーンで刷り重ねました。本文には、旅先のレシートや、ニッターの千代子さんからの手紙の複製、箔の抜け殻などを、YUKI FUJISAWAのアトリエで一つひとつ貼り込みました。
裏見返しには、YUKI FUJISAWAのブランドタグなども手がける、イラストレーターの三宅瑠人が繊細に描き込んだ蝶々がはためきます。印刷は、数多くの著名な写真集や美術書を手がける八紘美術が担当。
揺らぎのある、不完全な美しさ。いつかの誰かの記憶に残るような一冊になるよう、願いを込めました。
写真のこだわり
YUKI FUJISAWAのアランニットのシーズンビジュアル(「Aran Hand-Knitted 2024」)として、モデルにシンガーソングライターのカネコアヤノらを迎え、石田真澄が撮り下ろした写真を、16ページにわたってたっぷり収録。西沢立衛設計の名建築“森山邸”の心地よく美しい光や余白とともに、お楽しみいただけるページになりました。
YUKI FUJISAWA
YUKI FUJISAWAは、2011年創業のテキスタイルレーベル。ヴィンテージ素材に箔や染め、レースをあしらうなど、“記憶”や“時間”、“経年変化”といったキーワードを軸に、人それぞれに変化することを尊重してもらえるよう、時を越えて流れ着いたものに手を加え「新しい価値」を提案するデザインを大事にしています。
アランニットやジュエリーなど、大量生産ではできない1点物のアートピースをつくりあげるほか、原美術館でのプレゼンテーション(2019年)、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のタイトルバック、カリモク家具との共同展示『ニューオールドカリモク』(2025年)、ミュージシャンの青葉市子やカネコアヤノ、演劇団体マームとジプシーの舞台衣装制作など、テキスタイルとデザインを軸に幅広く活動してきました。