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『無形』井戸川射子

1,980円

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確かにそこにあった生活を、形には残らない喜びを、悲しみを、少しずつ取りこぼしながらも生きていく。 気鋭の芥川賞作家・井戸川射子、待望の初長編。 過ぎゆく歳月の中で、変わらないものは何と呼ばれるのだろう――。 立ち退き勧告が進む団地を舞台に、ほころびと希望、息づく日々を描き切る傑作群像劇。 年老い病を患う祖父と、彼の面倒を見る孫娘。 親が失踪した姉弟。 夫に先立たれ、近所の犬の世話をする老女。 友情以上の感情を育む少女たち。 守りたい兄と、それを疎ましがる弟。 海辺の団地に集う人々に流れる、季節と記憶――。 著: 井戸川 射子(イドガワ イコ) 1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。’19 年、同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。’21年に小説集『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞を、’23年に『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞を受賞。他の著作として、詩集に『遠景』、小説に『共に明るい』がある。 (出版社サイトより) 講談社

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