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文字を追うことでしか入り込めない世界。ひらがなで紡がれる、manワールド全開のデビュー作!
現実の精密な観察者として、人物・動物・ものの生々しい感触を描く。さきの見えないあたらしい調べのなかで、なつかしい感覚を呼び起こさせる異色の小説集。
三歳の〈わたし〉が見えてくる「光線」、三年二組の教室からはじまる「たかしくん」、仕事の連絡を待つ「天」、カニを食べにホテルにきた「大和田」、ある日の電車のなかの様子を描いた「しゃりょう」、長距離バスで渋滞に巻き込まれる「もくよう、ひる」、表題作「象・近場」など全7編。
巻末には、著者描き下ろしの4コマ漫画8話(コウイチ、変転、あの日の、何十年、しのはら、有名人、田園、夏山)を収録。4,000字の著者インタビュー掲載。
目次
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光線
たかしくん
象・近場
天
大和田
しゃりょう
もくよう、ひる
4コマ漫画
著者インタビュー
あとがき
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man(まん)
1995年生まれ、亥年。覚えている古い記憶はふとんに横になって見たビデオデッキの 7:00
「シリーズ人間」 (2025年1月創刊)
あなた次第で、ほんとうにもウソにもできる──。
フィクションでもノンフィクションでもない、小説とエッセイの狭間(あいだ)を狙う文芸シリーズ。
基本的に商業デビューしていない様々な立場の書き手を著者に立て、エッセイや小説、詩、短歌、4コマ漫画、画集、写真集とジャンルレスな内容(基本:文+インタビュー)の文庫シリーズを目指します。年3冊ペースで刊行予定。
内容:小説(7編)+4コマ漫画(8話)+著者インタビュー(4,000字)
A6文庫判/並製ソフトカバー/80ページ
装画・ロゴ:散歩鳥
装丁・組版:山内宏一郎(SAIWAI DESIGN)
発行所:新世界
(版元サイトより)