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※サイン入りは完売いたしました
つまらないわるぐちは、こうやって、こうやって、こう!
小説やエッセイの書き手として、モデルとして、ラジオパーソナリティとして…多方面で活躍する気鋭の作家が、幼い頃の学校生活から30歳での韓国留学まで、「学校」をテーマに綴る初のエッセイ集。規範の中で、自分の芯をもちつつ、ゆらゆら生きるには?
装画・挿画:坂巻弓華
まっすぐ考えるために寄り道を繰り返す。
でも、その迷いがとてもよくて。
――武田砂鉄 氏 推薦
目次
1 学校で
九九が言えない
本当にいい子
立候補
生き物係
名前で呼ぶ
舞台から降りない
地毛届
定規で引いた線
赤いスカート
2 教室の外から
鰻
習字のこと
氷を嚙む
クリスマス
太陽を消しなさい
魚屋の息子
ドッジボール
作文の季節
3 もっと遠くへ
喪服
服がうまれる
オランダであう
ダモンテの人々
水着
祖母の脚
4 韓国へ
テスト勉強
皆勤賞
学校えらび
サンタクロース
私が億劫
おそろいの日付
5 言葉の向こう側
わからないままで
高校受験
目の前に座って
著者情報
著: 前田エマ(マエダエマ)
1992年神奈川県生まれ。東京造形大学在学中にオーストリア・ウィーン芸術アカデミーへ留学。モデル、ラジオパーソナリティなど、活動は多岐にわたる。2023年、韓国・延世大学韓国語学堂に留学。著書に、小説集『動物になる日』(ちいさいミシマ社)、『アニョハセヨ韓国』(三栄)がある。
四六判並製変形 168 ページ
装丁 脇田あすか
ミシマ社