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『魔法の石板 ジョルジュ・ペロスの方へ』堀江敏幸

1,870円

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作家デビュー30周年記念刊行 『雪沼とその周辺』『河岸忘日抄』と並ぶ代表作 パリを離れ、ブルターニュの漁師町に移住した孤高の詩人ジョルジュ・ぺロス(1923-78)。名声を嫌い、「私」を消し、孤独を渇望した彼は、敬愛するジャン・グルニエに接近しながらも離れていく生き方を選んだ。 漁師町の人々との貧しく生き生きとした暮らしのなかで生まれる孤独と詩的な状態に耳を澄ませ、生への希求を日々の断片に刻んだぺロスに著者は共鳴し、深い信頼を寄せる。なぜこれほどまでにぺロスの言葉に魅了されるのか。その光源を自ら探りあて、言葉への信頼を取り戻す渾身の長篇エッセイ。 近年、再評価が進むぺロスの新資料をもとに全面的に加筆し、20年の時を経て鮮明によみがえるぺロスの声に呼吸をあわせ、73頁分の追記を加えた決定版。 [目次] 取り逃がした詩の影——序章 従僕の位置 螺旋状の仕事 空白のダンディズム 友情の限界 彼女はそこにいる マッツォーラ、リヴェラ、リヴァ——間奏曲 「近しいひと」のムーブメント 生きるという天賦の才 背中合わせの沈黙 ただ生きられたものだけが 火急の言葉 失われた声 退屈でない日曜日のために 息を吹き込む土地——終章 あとがき 何度言えば足りるだろう——Uブックス版への追記としての断章群 註/参考文献 [著者略歴] 堀江 敏幸(ほりえ としゆき) 1964 年、岐阜県生まれ。95 年『郊外へ』で作家デビュー。99 年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001 年「熊の敷石」で芥川賞、03 年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、04 年『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、06 年『河岸忘日抄』及び10 年『正弦曲線』で読売文学賞、12 年『なずな』で伊藤整文学賞、13 年『振り子で言葉を探るように』で毎日書評賞、16 年『その姿の消し方』で野間文芸賞、26 年『二月のつぎに七月が』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。主な著書に『子午線を求めて』『書かれる手』『回送電車』『いつか王子駅で』『未見坂』『燃焼のための習作』『定形外郵便』など多数。主な訳書に、マルグリット・ユルスナール『なにが? 永遠が』など。 白水Uブックス 新書・414ページ (版元情報より)

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