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きくちゆみこ『わたしがぜんぶ思い出してあげる』

715円

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「ねえ、こういうとき、どうしたらいいのかなあ? 親密さが損なわれたり、誰かと敵対してしまったり、よくわからない哀しみに、ぜんたい胸が苦しくなって、どこにいたって暗いとき。何かをすごくわかった気がして、でも何一つさわれない。天の果てまで、骨の奥まで、行ったり来たりを繰りかえす。そして息を、はあ、はあ、はあ。目を閉じて、目を開いて、たまに笑ってまた黙ったり。誰かと寝たり、一人でいたり。ねえ、この哀しみも、きっとすぐになくなっちゃうんだろう。この思いも、不安も、やるせなさも、いつの間にか忘れてしまうね。いつもと同じやり方で、いつもと同じ時間をかけて、少しずつここから無くなるね。いつもとぜんぜん変わらない。さびしさだけがそこに残り、哀しみはいつも忘れられる。」 ★ 「詩・エッセイ・格言・写真・日記 etcで構成されたささやかなジン。あるふたつの事件を通じて、思い出すこと/忘れること、ニュースで語られること/個人が物語ること、そして分断と融合、喪失感・悲しみ・敵対の心・恋・そして親密さ……についてぐるぐる考えた、わたしにとっては祈りの言葉のような、それじたいがひとつの詩であるような小さな本。誰かの手のなかでめくられるたびに、ちょっとしたやさしさや親密さなんかが発動したらいいな、と思ってつくりました。」 105mm×148mm / 32p(カラー4p、別紙一枚挟み込み有)/ 中綴じ

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