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沼野充義 訳
『終わりと始まり』から9年。
2002年ノーベル文学賞受賞後、初、最晩年の詩集。23篇の詩と解題、解説。
「未来」と言うと
それはもう過去になっている。
「静けさ」と言うと
静けさを壊してしまう。
「無」と言うと
無に収まらない何かを私は作り出す。
(「とてもふしぎな三つのことば」)
ヴィスワヴァ・シンボルスカ(1923~2012)
ポーランド、ブニン生まれ。ヤギェウォ大学に学び、1931年から人生をポーランドの古都クラクフで過ごした。1996年ノーベル文学賞受賞。詩集に『Sól(塩)』(1962)、『Wielka liczba(大きな数)』(1976)、『橋の上の人たち』(1986)(工藤幸雄訳、書肆山田)、『終わりと始まり』(1993)(沼野充義訳、未知谷)、『瞬間』(2002)本書など。
沼野充義 [ぬまの みつよし]
ロシア・ポーランド文学者、文芸評論家。主な著書『亡命文学論』『ユートピア文学論』『世界文学論』(作品社)、『屋根の上のバイリンガル』(白水社)、『チェーホフ――七分の絶望と三分の希望』(講談社)、訳書シンボルスカ『終わりと始まり』(未知谷)、ナボコフ『賜物』(河出書房新社)、レム『ソラリス』(国書刊行会)など。
『終わりと始まり』ヴィスワヴァ・シンボルスカ
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