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『シルヴィア・プラス詩集』訳:吉原幸子、皆見昭

3,080円

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若くしてその才能をあらわし、30歳で悲劇的な死を遂げたことによって伝説的な存在となっている詩人・シルヴィア・プラス。愛と苦悩によってすぐれた作品を生み出した彼女の詩47篇を収録。2022年に没後20年を迎えた詩人・吉原幸子が歳月を費やし英文学者の皆見昭とともに訳出した翻訳詩集。  ダディ、あなたを殺さなきゃならないといつも思ってた。  そうするひまがないうちに、あなたは先に死んじゃった――  大理石みたいに重たくて、神様がいっぱい詰まった鞄、  サンフランシスコのあざらしみたいに  大きな灰色の足先一本持って (本文より) - 訳  者:吉原幸子|皆見昭 - 装  釘:鈴木哲生 - 編  集:中村外 - 仕  様:四六判(190 × 129 × 13.6ミリ)160頁 プラスのすぐれた作品は、テッド・ヒューズを知り、彼の子を産み、更に彼に裏切られて自立を志したという経緯の中から生み出されていることを忘れてはならない。テッドに対する愛憎二様の想念と共に、女性であり母性でもあった芸術家の使命感が、これらの作品から噴き出しているのが見られるであろう。 皆見昭(英文学者) 著 者 略 歴 シルヴィア・プラス Sylvia Plath 米国の詩人。1932年、マサチューセッツ州に生まれる。スミス・カレッジに進学して創作に励み、55年ケンブリッジ大学に留学。翌年に詩人テッド・ヒューズと出会い結婚する。二児を育てながら執筆を行ったが、62年に別居。63年ガス自殺。 訳 者 略 歴 吉原幸子〈よしはら・さちこ〉詩人。1932年、東京に生まれる。詩集『オンディーヌ』と『昼顔』で高見順賞受賞。1983年から1993年まで詩誌「現代詩ラ・メール」を新川和江と主宰した。2002年没。 皆見昭〈みなみ・あきら〉英文学者。1931年生まれ。2002年まで京都ノートルダム女子大学教授。2015年瑞宝中綬章受章。

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