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サイン入り
¥2,420
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通常版
¥2,420
※サインの為書きは承っておりません。ご了承ください。
夫に付き添い初めての救急車でやってきた深夜の病院の待合室。ふと思い出したのは、子供の頃に聞いた、赤い猫を見ると死ぬという噂――パンデミックというついこの間の出来事を背景に、ある平凡な夫婦とその周りの人々の生活を精緻に描き、日常の外側に読者を連れていく。海外でも翻訳多数の気鋭作家による最新連作長篇。
小山田浩子 オヤマダ・ヒロコ
1983年広島県生れ。2010年「工場」で新潮新人賞を受賞しデビュー。2013年『工場』で織田作之助賞、2014年「穴」で芥川賞を受賞。ほかの作品に『庭』『小島』『パイプの中のかえる』がある。
四六判 272ページ
新潮社