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伊藤整の次男、伊藤礼さん(1933-2023)は自転車にまつわる『こぐこぐ自転車』や『大東京ぐるぐる自転車』 などのエッセイの書き手として知られています。還暦を過ぎてロードバイクに乗りはじめ、全国各地を旅した顛末を描いたエッセイは抱腹絶倒で、 そこには旅の魅力と、融通無碍な礼さんの文章の魅力があります。本書にはその自転車にまつわるエッセイも収録されていますが、 中心となっているのは家族のこと、とりわけ、父・伊藤整のことです。といっても、堅苦しい話はほとんどなく、 ユーモアたっぷりに昭和の文豪の姿を描いています。礼さんの筆をとおして眺める伊藤整は人間味にあふれ、読む者の記憶にくっきりと残ります。 伊藤整や自転車に興味がなくても、おもしろい読み物を読みたいという読者におすすめできます。
装画は南伸坊さんです。
四六判並製 384頁
夏葉社
(版元サイトより)