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だから私は、彼を監禁する──。
韓国で累計150万部。
20代30代の女性読者に支持され続け、
破壊力では『82年生まれ、キム・ジヨン』を超える
と評される韓国女性文学最大の問題作。
女性のための電話相談員を務める大学院生カン・そんな彼女には大きな計画があった。男に対する幻想を女に抱かせる男に復讐するために、人気男優ペク・スンハを拉致し、監禁する。それは男たちが女たちにやってきたことであり、知性に秀でる自分が挑むに足る完全犯罪だから。そう彼女は信じる。
そして周到な準備が完了したある日、カン・ミンジュはペク・スンハを誘拐する。ソウルの集合住宅の一室で、奇妙な監禁生活がはじまって……。
1992年に発表されるや、韓国で激烈な賛否両論を引き起こした本書は、刊行以来、韓国の若い女性読者の支持を受けて版を重ね、現在では累計150万部を達成。韓国女性文学最大の問題作、ついに日本解禁です。
担当編集者より
「『82年生まれ、キム・ジヨン』の百倍ほど強力」韓国の女性YouTuberがそう評したという本書は、発売半年で50万部を売り上げ、現在では累計150万部に達する韓国女性文学を代表する名作です。刊行されたのは1992年ですが、今も20代30代の女性の支持されています。韓国では今、読書を通じて自己表現をする「テキストヒップ」がブームで、そんななか本書もまた、若い読者にインスタやYouTubeで語られているといいます。
フェミニズム小説であり、「信頼できない語り手」物の小説であり、また奇妙な倫理観を持つ人物を主人公にした犯罪小説のようでもある。30年以上にわたって名作として韓国で読まれ続けてきた、挑発的で、サスペンスフルで、恐ろしく、同時に悲しく痛ましく切ない長編小説です。ぜひご一読ください。(SN)
四六判 軽装 仮フランス装 328ページ
文藝春秋
(版元情報より)