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『したてやのサーカス』曽我大穂(監修)、髙松夕佳(編集)

2,200円

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「仕立て屋のサーカス」は、2014 年の結成以来、1000年先まで続く舞台表現の萌芽を求めて実験を続けてきました。
演劇でもダンスでもライブでもなく、そのすべてでもあるような独自の世界観は、国内はもとより、スペイン、フランス等、海外でも喝采を浴びています。   しかし、私たちを縛るあらゆるものから解き放つ、自由で風通しのよいこの空間の背後に壮大なコンセプトがあることは、あまり知られていません。 18歳以下は無料、撮影・録音はOK。 全席自由。椅子に座っても、舞台上に座っても構わない。 入口をくぐると、飲食に雑貨、古本などの市場が広がっている……。 「仕立て屋のサーカス」を通して彼らは何を伝えようとし、そして、その公演に魅了された人たちは何を受け取ってきたのか。 1年間にわたって集めた22の証言から見えてきたのは、観客の意識に変化をもたらし、社会を少しだけ変えていく、単なる舞台芸術を超えた多層的な世界でした。   これは、どこか息苦しさのある今の時代にこそ贈りたい、
自分自身の物語を生きるためのアイデアとエールが詰まったおはなし集です。
  夕書房・髙松夕佳(聞き手・編) _ 
  ■ 目次 はじまり   どこにも寄りかからず、すべてを含んだここにしかない景色 曽我大穂   精神性を感じる祝祭 石川直樹 許されている場所 ミロコマチコ×曽我大穂 もっといいやり方を探している 原田郁子×曽我大穂 別世界へ飛べる装置 小金沢健人 野原に建てる自分たちの小屋 関根光才   多様なまま共にあること スズキタカユキ   破壊の後に見える「美しさ」 西谷真理子×スズキタカユキ すべてが溶け合う循環型の舞台 納谷新 あの場所にいられる 植田浩平   「すみっちょ」を楽しむレッスン ガンジー   ルールのないところから立ち上がる核心 中嶋朋子×曽我大穂 気の抜けないスリリングな舞台 青柳拓次×曽我大穂 あのとき飛び込んでよかった 手島すみれ 発酵し続ける生命体 勝見淳平   古代と現代をつなぐ非日常空間 渡辺敬之   人生の本質を追体験する小屋 石田悠介 名前を持たない旅人たち マテオ・フェイホー 妥協のない手づくり集団 小寺史郎 手探りでつくりあげるよろこび 大神崇   強度のある表現と長く続くルールを求めて 曽我大穂 七年目のディスカッション 曽我大穂×スズキタカユキ   それから   仕立て屋のサーカスのあゆみ 出店者リスト ■ 曽我大穂=監修協力 夕書房・高松夕佳=聞き手・編 佐々木暁=装幀 三田村亮=写真   四六判変型 / 上製 / 328頁 / カラー口絵8頁 〈仕立て屋のサーカス〉 音楽家×裁縫師による音と布のサーカス。 曽我大穂、ガンジー、Suzuki Takayuki。
この3人によって生み出される物語舞台。
これまでに何度か共演したのち、 その場で生み出される瞬間のエネルギーを大切にし、
新たなグループ「circo de sastre(シルコ・デ・サストレ)=スペイン語で “仕立て屋のサーカス”」として2014年より活動を開始する。

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