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レベッカ・ブラウン作、カナイフユキ絵、柴田元幸訳『ゼペット』(twililight)の刊行を記念して、カナイフユキの原画展をtwililightで開催します。
会期:2023年2月2日(木)〜2月27日(月)
会場:twililight
営業時間:12:00〜21:00 定休日:火曜日・第3水曜日
●翻訳家・柴田元幸『ゼペット』刊行記念朗読&トーク
日程:2023年2月2日(木)
開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
ゲスト:カナイフユキ
●カナイフユキ+きくちゆみこ『シナモンロール・ホームパーティー』
日程:2023年2月11日(土)
開場:18時 開演:18時30分 終演:20時
イベントの詳細はこちら
https://ignitiongallery.tumblr.com/post/707241910626123776/カナイフユキゼペット刊行記念原画展
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『体の贈り物』『若かった日々』『家庭の医学』などで知られるアメリカの作家、レベッカ・ブラウンの小品「ゼペット」を、柴田元幸の翻訳、カナイフユキの絵によって、絵本にしました。レベッカ・ブラウンが夢見なおした『ピノキオ』です。
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人間になんかなりたくない、命なんかほしくないと言い続けるピノキオを抱えた老人のお話。
その悲しみと優しさに、カナイフユキの色彩が寄り添います。
不器用で、弱く、失敗して負けていく人、周縁化されていく人のために、そういう人たちが孤独ではないんだと思えるように描いているカナイフユキと、レベッカ・ブラウンによる、「祈り」にも似た絵本が誕生しました。
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レベッカ・ブラウンの「ゼペット」(“Geppetto”)は、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else: A Cycle of Stories(『天国ではなく、どこか別の場所 物語集』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められている。この物語集には、「三匹の子ぶた」を踏まえた“Pigs”、「赤ずきんちゃん」を踏まえた“To Grandmother’s House”をはじめ、ヘンゼルとグレーテル、ハンプティ・ダンプティなど、さまざまな伝統的物語やキャラクターがレベッカ流に語りなおされた物語が並んでいる。語り直しの切り口は作品によってさまざまで、単一のメッセージに還元できない、豊かな「サイクル」が出来上がっている。100ページに満たない小著だが、怒りと希望をシンプルな文章で発信しつづけるレズビアン作家レベッカ・ブラウンの神髄が伝わってくる。
「ゼペット」は厳しさと優しさが並存していて、中でもとりわけ味わい深い。
柴田元幸
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タイトル:『ゼペット』
著者:レベッカ・ブラウン
翻訳:柴田元幸
絵:カナイフユキ
装幀:横山雄(BOOTLEG)
判型:w148×h196mm 並製本+両雁だれ
ページ数:28ページ カラー
本体価格:1,600円+税
発行:ignition gallery
発行所:twililight
カタログ番号:ign-011
刊行日:2022年9月20日
あわせてどうぞ
カナイフユキ『ゼペット』しおり
https://twililight.stores.jp/items/65583563f0a6af0039ee3201
カナイフユキ『ゼペット』ステッカー
https://twililight.stores.jp/items/65583665f0a6af0502ee2e86
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※特典付きは完売いたしました。
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※購入特典
レベッカ・ブラウン「豚たち」/ 訳者・柴田元幸による手書き翻訳原稿
*「豚たち」は「ゼペット」と同様、2018年に刊行されたNot Heaven, Somewhere Else(『天国ではなく、どこか別の場所』、Tarpaulin Sky Press刊、邦訳なし)に収められています。